私は35歳を過ぎて遅い結婚をして
夫の都合でアメリカで1年弱過ごしました。
アメリカと日本、文化はほとんど変わらないとなぜか思っていた私ですが
それは大きな大きな勘違いでした。
先進国同士ではありますが文化は真逆で
同じところは何ひとつありませんでした(笑)
スーパーマーケットの体験
近所にあったスーパーで起こった出来事を書いてみます。
ウォルマートでくしゃみ
ウォルマートは遠かったのであまり行く機会はありませんでした。
ある時、店内を歩きながら「ぐしゃん!!」と大きなくしゃみをしたら
周りの人が「Bless you!」と口々に笑顔で言ってくれました。
日本にはない光景なので、「あーなんかアメリカに来たんだなぁ~」と思いました(笑)
言った人たちはただの習慣として言ってるんだと思いますが
不慣れな土地で馴染むために一生懸命だった私としては
Bless you のひと言に人とのつながりを感じて、とっても嬉しかったんです。
ターゲットはレジでの世間話がハードル高い
近所にターゲットというスーパーがあって、歩いて行けるため便利でよく行ってました。
ここのレジはおばちゃんが一人一人にしゃべりかけます。
しかも早口。
聞き取れた!と思っても素早く返事しないとキャッチボールになりません。
毎回ちょっとビビりながらレジに並んでいました。
こういうのがこなせるようになったら、
英会話ばっちりって言えるんだろうなあと思ってました。
コストコで試食
コストコを向こうではコスコって言ってました。
あるとき特に用事もなく広い店内をブラブラしていると
卓上フライパンか何かのコーナーに立ち入り
そこには試食品を配っている人があちこちににいました。
食べてみたらそれがまたすごく美味しい・・・。
パンとチーズとかのホットサンドみたいな
どこにでもありそうなシンプルな試食品でした。
でもとにかくすごく美味しくて、もう一度食べたくなったので
再度夫にもらいに行ってもらったりしました。
(私が2回目行くのは恥ずかしかったんです!)
コスコでビックリしたこと
ある時、コスコからの帰りに車で敷地内を出ようとした時です。
敷地の一角にパパママ10歳前後の子供2人という家族構成の人たちがいました。
お父さんはヒッチハイクの時に使うような四角い紙を通る人に向けて大きく掲げています。
よーーーく見ると
「失業中で食べるものがない、寄付をしてほしい」
と書いてありました。
切実な表情でした。
私は胸が掴まれるような気持になりましたが、夫の運転する車はそのまま敷地を出てしまいました。
夫に言うと「確かにかわいそうだね、そんな人はたくさんいる」と流されました。
私は次にそういう人を見たときに夫に頼まずとも自力で助けられるよう、
経済力をつけなければと心に決めました。
まだ叶ってないんですけど・・・その内きっと。
とにかく、家族で物乞いするほど追い詰められた状態の人がいるという現実と
物乞いが普通に行われている文化に衝撃を受けました。
アメリカでびっくりすることは、ほんとにたくさんありました。
でもきっと、私が見たのはそのほんの一端だったんだろうなと思います。
読んでくださりありがとうございました!
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